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◆冒険者
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国家や大商人の支援を受けて、大航海に出発。
苦難を乗り越え、数々の新事実を発見して生計を立てる人々が、冒険家である。
大航海時代を代表する冒険者に、ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマがいる。
長年にわたる調査の結果、ポルトガル王室はアフリカ沿岸を通るインド航路の存在を確信するようになった。
だが、ポルトガルのインド航路発見より先に、イスパニアが西回り航路を開拓。
世界の目は東方から西方に向けられていく。
イスパニアに後れを取ったポルトガルは、国家の名誉と命運を、ある若き冒険者に託した。
インド遠征艦隊の提督に、ガマを抜擢したのである。
1497年7月8日。
イスパニアに対抗できるインド航路の発見をめざし、ガマ率いるインド遠征艦隊はリスボンを出発した。
このとき、ガマは28歳であった。
未知なるインドへの航海は、苦難の連続であった。
あるときは強風で船が遠く流され、あるときは水不足に苦しめられた。
だが、ガマは常に冷静に対処し、喜望峰を越え、アフリカ北東岸へたどり着く。
アフリカ北東岸には、大勢のインド商人がいた。
この地からインドに行けると確信したガマは、水先案内人を雇う。
彼の案内で、ガマ艦隊は東への風「モンスーン」に乗り、インド洋を渡った。
そして1498年5月20日。
一年近い航海のすえ、ついにガマはインドのカリカットに到着する。
ヨーロッパからアフリカ南岸を通る「インド航路」発見の瞬間であった。
以後、数百年に渡ってヴェネツィアが独占していた地中海の香辛料貿易は、新たな局面を迎えるのである。
あなたがもたらす発見は、世界にどんな影響を与えるのだろうか? |
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